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RAIN with REGAL「ゴアテックス フットウェア」のスゴさを改めて知る。

2021/06/02

なんだか憂鬱になりがちな梅雨の時期。とはいえ、近年は防水性に優れたシューズが充実していますから、足元は快適です。

なかでも信頼度が高いのが、防水性、透湿性に優れた「ゴアテックス ファブリクス」を採用したモデル。カジュアル、ドレスを問わず、毎年リーガルには、数々の名作が登場しています。

REGALのゴアテックスのビジネスシューズとスニーカーとローファー

ところで「ゴアテックス ファブリクス」は、何がそんなにスゴイのか?
今回は、いまさら聞けない基本的な機能や特性を改めてゴア社のマーケティング担当、平井康博さんに聞いてみました。

どうせなら「ゴアテックス ファブリクス」のスゴさをちゃんと理解したうえで、雨の季節を乗り切る1足を選んでみませんか?

――そもそも「ゴアテックス ファブリクス」とは、どんなものなのでしょうか?

「簡単に言いますと、防水性と透湿性のある高性能な生地です。核となるのは、ゴアテックス メンブレンと呼ばれるフッ素樹脂の薄いフィルムなのですが、その構造は、目に見えないサイズの無数の孔(あな)を備えた特殊なものです。

孔のサイズは水滴の2万分の1、一方で水の分子(水蒸気)の700倍の大きさをもっているため、水は通さないけれど、湿気は透過させることができます。

このゴアテックス メンブレンに、表生地と裏生地を熱圧着するラミネート加工をし、一枚の生地にしたものがゴアテックス ファブリクスです。

ゴア社はこのフッ素樹脂の加工技術で医療用の人工血管、工業・電子産業向けのケーブルやフィルターなど、さまざまな素材を作っています」

驚くなかれ、こちらがゴアテックス メンブレンの原料となる“ホタル石”。化学的な処理により、PTFEというフッ素樹脂を抽出し、延伸加工を施します。

――それは、あまり知りませんでした。用途は幅広いですね。

「そうですね。これがゴアテックス メンブレンです。用途にマッチするように、表の生地と裏の生地を貼り合わせてファブリクスを作ります。その貼り合わせた生地を、あらゆるメーカーに販売しているのが、弊社のビジネスです」

ゴアテックス製品の核であるフッ素樹脂のフィルム“ゴアテックス メンブレン”は、真っ白で滑らかな肌触り。

――なるほど。それは、他社にはそう簡単にマネができない技術なのでしょうか?

「防水性と透湿性を持つ素材は他にもありますが、ゴアテックス ファブリクスの大きな
特徴は、機能を長く保つことができることにあります。なぜならゴアテックス メンブレンは、経年劣化しにくいのです」

――高機能で、しかも耐久性まで高い。まさに唯一無二ですね。

「とても独自性が高いと思います。実は、ゴア社はファブリクスを販売するブランドメーカーと必ずライセンス契約を結んでいます。この契約がないブランドにはファブリクスを販売することはありません。

加えて、ゴア社は製品をつくる工場に対しても認定制度を設けています。ブランドと生産工場とゴア社、3社が一体となって最終製品の品質を維持、管理しているのが大きな特徴です。

厳しい品質テストにクリアし、ゴアテックス ファブリクスのパフォーマンスが100%発揮される条件でなければ、商品化できない。そんな厳しい基準を設けている素材メーカーは、他にはないと思います」

――それは興味深いですね。生地を販売して終わりではないということでしょうか。

「そうです。特に靴に関しては、ゴアテックス ファブリクスの機能を損なわずに作るには、非常に高い技術が必要です。機能を最大限に活かせるように素材を厳選し、アッパーを成形して、さらにソールの接着・縫い合わせを行うことは、簡単な作業ではありません。

そのために厳しい基準を設けているわけですが、リーガルさんは日本屈指の技術でそれをクリアして、常にいいものをお作りいただいています」

REGALのゴアテックスのレザースニーカー

ゴアテックス フットウェアの基本機能といえば防水性。水に浸かっても素材の孔が水滴よりも細かいため、水を通しません。

ゴアテックス ファブリクス(左)にお湯を入れると、蒸気だけが外に出ているのがわかります。一般的なビニール素材(右)との違いは歴然。

ゴアテックス製品は、全てのステッチ部分にシームテープが貼られます。シームテープがない場合は、こちらのようにステッチ部分から水が漏れ出る可能性があります。

――なるほど。「ゴアテックス」と一口に言っても、種類はさまざまありますが、シューズに使われているものは、どのようなものなのでしょうか?

「主にゴアテックス フットウェアとゴアテックス サラウンド®︎フットウェアというものがあります。ゴアテックス フットウェアには、ゴアテックス ファブリクスを靴下状にしたゴアテックス ブーティが内蔵されています。

ゴアテックス サラウンド®︎フットウェアは、靴の底からも湿気を放出する独自の構造を持ったシリーズです」

ゴアテックス フットウェアには、こちらのような“ゴアテックス ブーティ”が内蔵されています。

――それらが、梅雨の時期に威力を発揮するのですね。

「そうですね。防水性能はもちろんですが、ジメジメした季節は湿気をうまく逃す機能も大切です。

靴は通常、踵とつま先に形を保持するための芯材が入っているのですが、そこからは湿気を逃がせませんから、甲などの部分から効率よく外に(湿気を)出す必要があります。

それを実現させるために、例えば革靴の場合、革も湿気をちゃんと透過できるものを選ばなければなりません」

――ゴアテックス フットウェアの基準を満たした革を選ぶということですね。

「その通りです。ゴアテックス ファブリクスを使って快適な靴にするためには、全く湿気を通さない、もしくは水を含みやすい革は向きません。

あと、質が良くない革は、見た目をよくするために顔料を塗って仕上げられていることが多いのですが、そうすると表面に蓋をしているのと同じなので、湿気が逃がせなくなります。

必然的に、キメの細かい上質な革をセレクトすることが重要というわけです」

REGALのゴアテックスの革靴

リーガルでも人気が高い、ゴアテックス ファブリクス搭載のドレスシューズ。どれも基準をクリアした上質な革を使っています。

――上質な革ほどゴアテックス フットウェアのパフォーマンスを最大限に活かせるということですね。

「もちろん、靴作りの高い技術も必要になります。特に、グッドイヤーウェルト式製法やステッチダウン式製法といった製法ですと、アッパーと底を縫い合わせるために針を入れるわけですが、少しでもゴアテックス ファブリクスに傷をつけると、防水性が失われてしまいます」

――ゴアテックス ファブリクスを使って、靴を成形すること自体、特別な技術が必要ということでしょうか?

「はい。防水構造でありながら快適な足入れを実現するために、より繊細な設計や製靴技術が求められます。扱いの難しい素材であることは間違いありません。」

REGALのゴアテックスのビジネスシューズ

この1足の中に、リーガルの高い技術とゴアテックス ブランドの機能が詰まっています。

――ということは、スニーカーよりも革靴のほうが、作るのは難しそうですね。

「そうですね、伝統的な製法では作業工程も増えますし、ゴア社の防水透湿性の基準とリーガルさんの持つ高い品質基準を同時にクリアしなければなりません。

企画や生産の方々の経験の中で培われた、技術やノウハウがあってこそ実現していることだと思います。

一方で、最近ではカジュアルスニーカーにおいても、その高い技術を応用して、新しいコンセプトの商品が続々と生み出されていますね」

――ゴアテックス ファブリクスを採用したスニーカーというと、どんなモデルがあるのでしょうか?

「こちらの56VRという商品には、ゴアテックス サラウンド®プロダクトテクノロジーが搭載されています。

ミッドソールの中部に空気が循環できるようにグリッド状の溝が設計されていて、サイドに設けられた開口部に繋がっています。

防水性はそのままに、靴の中の湿気をアッパー全体とソールからも逃がすことができるため、気温が高い季節でも快適に着用できます。

その快適性からリピートされるお客様も多く、新定番モデルとして支持されています」

REGALのゴアテックスサラウンドのスニーカー
リーガルのゴアテックスの白スニーカー

サイドの開口部から湿気を逃がすゴアテックス サラウンド® スニーカー

――画期的なモデルですね。今後は、リーガルとどんなモデルを作っていく予定でしょうか?

「この一年で働き方やライフスタイルも大きく変わり、靴を履く頻度や、選ぶ基準も変化していると感じています。

ゴアテックス フットウェアは、雨の日だけでなく、天候や季節に左右されず、幅広いシーンで活躍できるのが利点です。

それも踏まえて、ビジネスシューズだけでなく、スニーカーやレディースのカテゴリーに関しても更なる可能性を感じています。

これからも、リーガルさんと一緒に、ニューノーマルなライフスタイルに合わせた商品をお届けしていきたいですね」

REGALのゴアテックスの婦人靴とスニーカーとパンプスとローファー

ゴアテックス ファブリクス搭載のパンプスやローファーは、レディースでも支持率が高い。

――最後に、雨の多い季節にゴアテックス ファブリクス搭載の靴を履く場合、理想的なお手入れ方法などあれば教えてください。

「基本的には、革靴のケアと同等で構いません。内部のほこりやごみを取り除き、アッパーの汚れを軽く拭き取って、風通しの良い場所に置く。

あと、ゴアテックス ファブリクスのパフォーマンスを最大限に活かすなら、撥水スプレーを軽く一吹きしてから履くのがいいと思います。

汚れにくくなりますし、アッパー素材が水を含むことを防いでくれるので、快適性が長持ちするのでお薦めです」

――なるほど。今日は、改めてゴアテックス フットウェアの奥深さと魅力を知ることができました。興味深いお話をありがとうございました。

ここ数年、突然の激しい雨に見舞われることが多い日本の夏。

機能や見た目はもちろん、快適な履き心地も重視したゴアテックス×リーガルのシューズなら、雨の日のみならず、晴れの日も安心して出かけられます。

そんな万能シューズをお探しなら、ぜひチェックしてみてください。

REGALのゴアテックスのダブルモンクとプレーントウ
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リーガルウォーカーのゴアテックスのストレートチップ
REGALのゴアテックスのローファー
リーガルウォーカーのゴアテックススニーカー

撮影/高橋絵里奈 取材・文/長谷川茂雄

※記事の内容、商品スペック、価格等の情報は掲載時点のものです。

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