地球にも足にも優しい。 REGALならではの ECOシューズとは?

2021/03/31

環境に配慮した快適な靴。REGALはリサイクル素材「ECOPET®︎」を使用した人工皮革をアッパーやライニングに採用し、それを具現化しました。しかも単に環境に優しいだけではなく、軽くてお手入れが簡単なところも特徴。今回は、そんなECOな1足の開発秘話に迫ります。

REGALは、使用済みペットボトルや繊維くずから再生した「ECOPET®︎」を、ビジネスシューズに採用する為の開発を帝人コードレ株式会社と株式会社山陽とともに実践してきました。

「ECOPET®︎」を人工皮革に加工してアッパーやライニングに使用するには、縫製が難しい、艶感が出ない、といった難題がいくつもあったといいます。

それをどんなアイデアで解決し、メンテナンスフリーな新感覚シューズは生まれたのか?

実際に開発に関わった、帝人コードレ株式会社と株式会社山陽、2社の担当者にお話を伺いました。

「ECOPET®︎」は帝人フロンティア株式会社が開発したリサイクル素材。人工皮革製造に関しては、グループ会社である帝人コードレ株式会社が担当しています。

Q.

まず、「ECOPET®︎」を使用した人工皮革作りでこだわった点を教えてください。
A.

従来のものよりも、軽量でソフトな風合いが出るものを開発しました。不織布として使っても品質が安定するように、ポリエステルの原料に不純物の少ないペレットを選定しているのもポイントです。さらに伸縮性も高いですね。
Q.

なるほど。それを今回のREGALとの取り組みのように、ビジネスシューズに使用するのは、難しいことなのでしょうか?

A.

そうですね。まず、天然皮革のような見た目と風合いを再現するのは、非常に難易度が高いです。特に小ジワなどの表情を天然に近づけるのは、至難の業でした。
Q.

REGALからは、どんなリクエストがあったのでしょうか?

A.

「光沢感を出したい」、「シワの入り方を綺麗にしたい」などの要望をいただきました。それを具現化するために、樹脂の配合率を工夫をしています。ナイロン繊維の不織布と比べて、ポリエステル繊維の不織布は剛性が強いので、人工皮革にすると固くなりやすいんです。
Q.

実際に完成したものに関しては、満足されていますか?

A.

現時点ではベストなものができたと思います。見た目に関しては、天然皮革と比べても引けを取りませんし、何より圧倒的に軽いのが強みです。
Q.

今後の課題があれば、教えてください。

A.

まだ小ジワの表情や風合い、表面感に関しては、改善の余地が多々あるなと感じています。今後も島根の工場と連携しながら、天然皮革を超える人工皮革を目指したいと思っています。

帝人コードレ株式会社とともに、「ECOPET®︎」を使った人工皮革の開発を行なっている株式会社山陽。原皮の調達から仕上げまで一貫して行う日本を代表するタンナーで、アパレル分野で培ったノウハウと、高い品質のモノづくりに定評があります。

Q.

REGALからビジネスシューズ作りの依頼があった時は、率直にどう感じましたか?

A.

改めて環境に配慮したサステナブルの必要性と重要性を再認識しました。これからは、あらゆる皮革商品作りにも、柔軟にチャレンジしていかなければならないと感じています。

Q.

レザーシューズに「ECOPET®︎」を使用することは、やはり他のアイテムよりも難しいのでしょうか?

A.

そうですね。バッグや財布といった一般的な皮革アイテムと異なり、表面を滑らかにする工程が非常に難しかったです。加えて、水系塗料が使用できないため、溶剤だけを使い色出しする作業も試行錯誤を繰り返しました。

Q.

特に光沢を出したり、小ジワの入り方を綺麗に見せるというのは、非常に難しいと聞いています。それに対して、どんな工夫をされたのでしょうか?

A.

艶出し加工は、熟練スタッフの技量でなんとかカバーしました。シワの見え方に関しては、表面を滑らかに処理することで、できるだけシワの発生自体を抑えるように意識しました。

シワをなるべく抑えた艶出し加工で滑らかな仕上がり。

Q.

なるほど。他には何か難しかったところはありますか?

A.

表面の状態が、入荷する素材により若干異なりますので、それを見極めて色合いを揃えることに苦心しました。

Q.

今後の取り組みについて、教えてください。

A.

現状の仕上がりに関しては、光沢や高級感がある程度は演出できていると思いますが、まだまだ改善の余地があると感じています。今後もサステナブルを意識しながら、技術革新を続けて行きたいですね。

「ECOPET®︎」の特性を活かしたECOなシューズは、もうすでにREGALの新定番として、ビジネスシーンで浸透しつつあります。地球に優しく、しかも驚くほど軽量、さらにお手入れも簡単。そんな理想の1足を生み出すために、これまで多くのトライがありました。今後のアップデートにもご注目ください。

文/長谷川茂雄

※記事の内容、商品スペック、価格等の情報は掲載時点のものです。

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