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ファッションのプロが語る、新時代に必要なビジネスシューズとは?〜NEXT BIZ STYLE SHOESの可能性〜

2020/09/24

ビジネスファッションのカジュアル化が進んでいる今、ファッション×靴の関係性も変わってきているはず。
今回はそんな新時代に力を発揮するビジネススタイルと靴について、ファッションディレクターでありスタイリストも務める森岡弘さんと、男性ファッション誌『MEN’S CLUB』をはじめ、雑誌やWebメディアなどのエディターとして活躍する栁澤哲(さとる)さんの2人が語ります。

ピックアップするのはリーガルの新作『NEXT BIZ STYLE SHOES』。履き心地はスニーカーなのに、見た目はドレスシューズ顔。今のビジネススタイルには欠かせないハイブリッドシューズです。
新型コロナウイルスの影響で、ますますビジネスシーンが変化している今、何を選んで、どう着こなせばいいのか?長年ファッション業界に携わってきたお2人の対談を通して、紐解いていきます。

〈 PICK-UP ITEM 〉

REGAL NEXT BIZ STYLE SHOES

リーガルが提案する新しいドレススニーカー。クッション性のあるソールには、ミッドソールに、Regal Walkerでも採用している高反発特性のウォークストライドクッションを搭載。ライニングには機能性に優れたストレッチファイバー素材「トリノクール」を使用し、履き心地は抜群。現在のビジカジスタイルに合わせやすいデザインです。

〈手前から〉
71WR BJ  ブラック ¥22,000(税込)
72WR BJ ダークブラウン ¥22,000(税込)
73WR BJ ダークブラウン ¥22,000(税込)
74WR BJ ブラック ¥22,000(税込)

コロナ禍にともなう、ビジネスファッションの変化

――今の時代、ビジネスファッションが多様化されていますよね。ファッションと靴の関係性もだいぶ変わってきているのではないかと。従来と比べて、今のビジネススタイルはどう変わってきているのでしょうか。

森岡:数年前からビジネススタイルのカジュアル化は進んでいますが、これからより加速していくと思います。今年は新型コロナウイルスの影響でリモートワークが余儀なくされ、毎日しっかりとビジネススーツを着る必要性が減り、さらに電車を避けて自転車通勤も増えました。ノーネクタイやジャケパン、バックパックスタイルはもはや一般的な時代。デニムですら寛容な職場もあるくらいです。ですので、様々な服とマッチする革靴×スニーカーといったハイブリッドシューズは確実にメインストリームになってくるでしょう。

左から森岡弘さん、栁澤哲さん。2人とも男性ファッション誌『MEN’S CLUB』(ハースト婦人画報社)編集部員としてキャリアを積み、独立。

栁澤:スニーカー感覚で履けるビジネスシューズは昔から存在していましたが、履き心地などの機能性ばかりが優先されて、オシャレでスタイリッシュなデザインは少なかったですよね。どちらかというと“ファッションに対して関心がないおじさんが履くシューズ”というイメージでした。REGALのこの新シリーズはまるで通常の革靴のような見た目で、機能もハイクオリティ。ちゃんとオンスタイルの品格をキープされているので、さすがだなと。現代のビジネスシーンのニーズに応えていますよね。先ほど黒のストレートチップシューズを履かせてもらいましたが、足あたりがよく驚くほど気持ち良い履き心地でした。

「実際に履いてみるとその心地よさに驚きました!」(栁澤さん)

森岡:まさにビジネスシーンにおいての足元は新時代を迎えつつあると思います。このジャンルはこれから間違いなく、今後もいろんなブランドからたくさん登場してくるはず。だからこそ、よりモノ選びと合わせるファッションはちゃんと考えていかなければなりません。ファッションの在り方がますます変わってきたので、それに対応してコーディネートはしっかりと考えるべきだと思います。

ファッションは“仕事がデキる男”に見せるためのツール

――具体的には、どういったことに気をつけていけばよいでしょうか? 

森岡:新型コロナウイルスの影響によって仕事のスタイルや進め方が変わると思います。今まではプロジェクトベースの場合チームで動いていた案件も、リモートワークによって一人ひとりに役割分担されるようになった。そうなると、良くも悪くも個人の成果の差が目に見えてわかってしまうわけです。さらにこのご時世、いつクビをきられるかわからない……というなかで生き残るためには、仕事への意識の高さを演出するための「自分ブランディング」が必要です。

そこで重要なのが服装。仕事である限り、相手の方に“仕事がデキる男”と思ってもらうことが大事。オンタイムのファッションはビジネスにおけるひとつのツールとしてとらえ、TPOをわきまえたうえで、しっかりと気配りのできる男を演出しなければならなくなるでしょう。

栁澤:森岡さんがよく、「服を着るのではなく、意識を着るんだ」というお話されますが、本当にそれが重要なことだと思います。今日の取材なんかも大先輩である森岡さんとの対談なので、「森岡さんはジャケットを着てくるだろうな、じゃあ僕はスーツで失礼のないようにしながらも、テーマに合わせてインナーはTシャツで崩して……」みたいなことを考えてコーディネートしてきました。そういった想像力を働かせることって大事ですよね。

森岡:完全に読まれてるね(笑)。要は、そこにちゃんと“仕事着”としての意識があるかどうか。いくらデニムがOKだとしても、家でゴロゴロしている時に穿いているデニムでもいいのか?という話で。だったらちゃんと、濃色のデニムを仕事用に1本買おうよ、ということです。そういった意味でも、こういったハイブリッドシューズは数足持っておいたほうがいい。今の“ニューノーマル”が求められる時代には必要なアイテムです。

服装が自由なら、靴を主役にして考えてもいい

栁澤:就活中の学生にもよさそうですよね。たくさん歩くので気を遣わず履けるのがいい。今は暑い時期も長いし、窮屈な靴で歩かせるのはかわいそうです(笑)。今の時代、ファッションに年齢は関係ないので、同じシューズで就活中の若い人から大人のビジネスシーンまで対応できますよね。ビジネスだけじゃなく、休日でも履けるデザインなので持っておくにこしたことはない。

森岡:数年前までは、自分は仕事着とプライベート着は完全に分けて考えたほうがいいというスタンスだったんです。「一つで二度おいしいはなし!」と豪語していたのですが、ここまでビジネススタイルが解放され多様化してしまうと、もはやそんなことは言っていられない。こんなに服装が自由化されたなかで、ネクタイを締めて高級な革靴で…と全身ガチガチに決めたスタイルだとかえって浮きます。

栁澤:どうやって自分のスタイリングにはめ込めるかどうか、ですよね。雑誌の誌面でもよく“抜け感”という言葉を使いますが、抜きすぎてだらしなく見えてしまっては意味がない。こういったスニーカーライクのレザーシューズに、ジャケット、インナーにTシャツに合わせるとしたら、胸元にチーフをプラスするとか。そういった、「1引いたら、1足す」という考え方が基本にあればいいのかなと。

森岡: あとは職業によってどのシューズを持っておくと便利かは、人それぞれですよね。昔は装いに合わせて靴で仕上げるという概念が主流でしたけど、これだけ服装が自由化した今、シチュエーションや会う相手によって靴を最初に決めてあげて、コーディネートしてあげてもいいんじゃないかと。

――この新シリーズをどういった着こなしが合うのかも、ご意見を伺えますでしょうか。

柳澤:黒のストレートチップシューズは、崩したなかにもちょっとキレイめ要素があったほうがいいですよね。ウールのスーツにインナーはタートルニットとか。

森岡:モンクストラップタイプは少しモードな遊びを入れてジャケットにニットタイに柄パンツで表情をつけたスタイルとかもいいですね。プレーントウもウィングチップも、ブラウン系はカジュアルとマッチする。デニムや気軽にはおれるジャケットも合うと思います。

栁澤:職種によっても異なるかもしれませんが、森岡さんが先ほどおっしゃっていたように靴から服を選ぶ発想って、とても楽しい作業ですよね。

靴の価値を見極める知識を養うべき

――今の靴は価格設定も幅広いですよね。そのあたりはどうお考えでしょうか?

森岡:僕はよく“フェアプライス”なんて言い方をするのですが、そのモノが値段以上の価値があれば、買う意味があると思うんです。たとえば2万円のものが2万5千円の価値があるとしたらいいものだし、極端な話ですが千円だったとしても500円の価値だと思うものであれば、それは高くて買えない、となるわけです。そのバランスは大事ですね。

栁澤: そういった点では、REGALは長年革靴を扱っているから質のいい素材で熟練の職人さんが作られているので技術も間違いない。絶対的に信頼できるブランド。ファッションスナップで撮影した方がREGALの靴を履いているだけで、「この人は足元にちゃんと気を遣っているんだな」と思えます。それでこの靴が2万円台というのはすごいことだと思います。

靴底はグリップ性にも優れたラバーを施したEVA素材を使用。

森岡:日本の男の足元を支えてきたからね。

栁澤:靴に限らず洋服全般にいえるのですが、ひと昔前に比べると選択肢が増えましたよね。革靴は基本的に高額なものが普通でしたが、劇的に安いものも出てきた。ブランド数も増え、モノがありすぎてどれを選べばいいのかわからず混乱している若い人も増えているんじゃないでしょうか。なので、先ほど森岡さんがお話したように、“モノの価値”を見極める知識や力は必要ですよね。

森岡:余計なお世話だけど、「この価格でこのクオリティの良さ、もっとアピールしたほうがいいんじゃないの?」なんて思っちゃいます(笑)。それだけ、REGALの靴というだけでも安心できます。

栁澤:第二弾も楽しみですね! 勝手にあるって決めちゃってますけど(笑)。

森岡:時代もどんどん変容していきますから、それに応じて靴や洋服を考えいくことが大切です。仕事の場において、服装は自己表現できるツール。その重要性を意識しながら、楽しんで選んでいってほしいと思います。

――日本のビジネスファッション遍歴を長年見てきたお2人だからこそのお話、とても参考になりました! 本日はありがとうございました。

● 森岡弘(もりおか・ひろし)さん

早稲田大学卒業後、82年に婦人画報社(現ハースト婦人画報社)入社
『MEN’S CLUB』編集部員としてキャリアを積む。96年に独立し、クリエイティブオフィス「グローブ」を設立。現在、多方面でファッションディレクションやスタイリングを手掛ける。2020年から大人の着こなしを指南する自身のYouTubeチャンネルも開設。

YouTube
森岡弘の着分は上々

● 栁澤哲(やなぎさわ・さとる)さん

『MEN’S CLUB』のエディターを経て、2018年、フリーランスのエディターとして独立。雑誌やWeb、カタログなど幅広いメディア、媒体で、ファッションをはじめとしたライフスタイル全般の編集、執筆活動をおこなう。

Instagram
@satoru_yanagisawa

撮影/長田克也(aosora) 
取材・文/竹尾園美

※記事の内容、商品スペック、価格等の情報は掲載時点のものです。


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