知っていると鼻高?な、こだわりの製法あれこれ Vol.2
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
前回に引き続き、こだわりの製法あれこれの第二弾をお届けします。
“へえ”の方も“知ってるよ”の方も是非最後までお付き合いください。
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<メンズ> 031F SF ブラック ¥68,200(税込)
リーガルコーポレーションが世界に誇るブランドとして立ち上げた“シェットランドフォックス”
そのフラッグシップモデルである“ブライトン”
当店ではストレートチップとウイングチップの2デザインを展開しております。
履かれた方の足に吸い付くような独特のフィット感を堪能できる、「ザ・シェットランドフォックス」とも言える…その名に恥じない逸品です。
本日は、“ブライトン”を参考に、靴底の意匠におけるデザイナーの拘りを3つご紹介いたします。

その1:右側のソールが真っ黒に塗られているのを、カラス仕上げといいます。左側のツートンカラーの仕上げを半カラス仕上げといいます。
カラス仕上げはよりかしこまったな印象になるので、紳士靴の中でフォーマルなデザインのストレートチップに多く採用される意匠です。
半カラス仕上げは後々色が剥げてしまう路面との接地面には塗装せず色のコントラストを付けることによりドレッシーな装いになります。

その2:左側は通常の革底の仕様ですが、右側のソールのウェスト部のくびれを“ベヴェルドウェスト”といいます。
“ベヴェル”とは鋭角(傾きをつける)という意味なので、より絞られたウェストという意味合いでしょうか。
その3:右側のウエスト部が盛り上がっており、こちらを“フィドルバック”といいます。
”フィドル”とはヴァイオリンの意なので、ヴァイオリンの裏板のような形をイメージしています。
どちらも職人により丹精込めて造られ、非常に難易度の高い技術が求められる意匠となります。オーダー靴に劣らぬ程の拘りの強い逸品を、ワードローブに加えてみてはいかがでしょうか?
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